GY-85ってどんなモジュール?
GY-85は、加速度、ジャイロ、地磁気の3種類のセンサーを搭載した9軸センサーモジュールです。この1つのモジュールで、物体の傾き、回転、方位を同時に計測できるため、3D空間における物体の動きを詳細に把握することができます。
なぜ9軸センサーが必要なの?
- 3D空間での動きの把握: 加速度センサーだけでは傾きしか分からず、ジャイロセンサーだけでは回転速度しか分かりません。地磁気センサーを加えることで、方位も分かり、3D空間における物体の姿勢を正確に把握できます。
- 精度の向上: 複数のセンサーのデータを組み合わせることで、それぞれのセンサーの弱点を補い、より正確な計測が可能です。
- 多様な用途: ドローン、ロボット、VR/ARなど、様々な分野で活用されています。
GY-85のココがすごい!
- 3種類のセンサーを搭載: 加速度センサー(ADXL345)、ジャイロセンサー(L3G4200D)、地磁気センサー(HMC5883L)を搭載。
- I2C通信: マイコンとはI2C通信で接続するため、少ないピン数で制御できます。
- 小型軽量: コンパクトなサイズで、様々な機器に組み込むことができます。
- 低消費電力: バッテリー駆動の機器にも最適です。
GY-85でできること
- 物体の姿勢推定: 傾き、回転、方位を計測し、物体の姿勢を推定できます。
- モーションキャプチャ: 人や物体の動きを3D空間で再現できます。
- ナビゲーション: ドローンやロボットの自己位置推定や経路制御に利用できます。
- VR/AR: 仮想空間や拡張現実空間でのインタラクションに利用できます。
GY-85の大まかな使い方
- 配線: GY-85をマイコンとI2Cで接続します。
- ライブラリ: GY-85を制御するためのライブラリをインストールします。
- プログラミング: マイコンにプログラムを書き込み、各センサーのデータを読み取り、必要な処理を行います。
詳しくは、「GY-85 Arduino」などと検索すればより分かりやすいサイトが出てきます。
GY-85を使った電子工作例
- 3Dモーションコントローラー: 手の動きを3D空間で再現し、ゲームやプレゼンテーションを操作できます。
- 姿勢制御ドローン: GY-85のデータを使って、ドローンの姿勢を安定させることができます。
- VRゴーグル: GY-85のデータを使って、頭の動きに合わせて映像を変化させることができます。
入手方法
楽天市場やYahooショップでも入手可能な為、比較的入手しやすいセンサーです。
9軸とだけあって、少しお値段は高めです。電子工作ステーションさんが一番安く入手できるかと思います。
リンク
まとめ
GY-85は、3D空間での動きを把握するための強力なツールです。ぜひ活用して、あなたのアイデアを形にしてみてください。