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飛行時間型レーザー測距センサーモジュール (GY-530) を徹底解説!

GY-530とは?

GY-530は、VL53L0Xというチップを搭載した、飛行時間型(Time-of-Flight:ToF)のレーザー測距センサーモジュールです。レーザー光を出して、それが対象物に当たって戻ってくるまでの時間を計測することで、対象物までの距離を非常に高精度に測定できます。

飛行時間型(ToF)方式とは?

ToF方式は、レーザー光を出して、それが対象物に当たって反射して戻ってくるまでの時間を測定することで距離を測る方式です。超音波センサーと原理は似ていますが、レーザー光を使用するため、より高精度で高速な測定が可能です。

GY-530の特長

  • 高精度な距離測定: 数ミリ単位の高精度な距離測定が可能です。
  • 高速測定: 短時間で複数の測定を行うことができます。
  • 小型軽量: 小型で軽量なため、様々な機器に組み込むことができます。
  • I2C通信: マイクロコントローラーとの通信がI2Cで行えるため、簡単に接続できます。
  • 広範囲な測定範囲: 数センチから数メートルの範囲を測定できます。

GY-530の活用例

  • ロボット: 障害物検知、自動運転、距離センサとして
  • ドローン: 高度維持、障害物回避
  • スマートホーム: 人感センサー、自動ドア
  • 産業用機器: 非接触測定、自動化
  • 教育用: 距離測定実験、ロボット制御

GY-530の使い方

GY-530は、I2C通信でマイクロコントローラーと接続し、ライブラリを使用して距離データを取得します。ArduinoやRaspberry Piなど、様々なマイコンボードに対応したライブラリが公開されています。

 

具体的な使い方はこちらのサイトが分かりやすいです。

phys-higashi.com

 

GY-530の注意点

  • 環境光の影響: 強すぎる光は測定に影響を与える可能性があります。
  • 測定範囲: センサーの仕様を確認し、測定したい範囲に適しているか確認しましょう。
  • 温度ドリフト: 温度によって測定値が変化することがあります。
  • 反射率: 対象物の反射率によって測定精度が変化します。

入手方法

楽天市場などや、電子工作ステーションさんで入手可能です。

electronicwork.shop

まとめ

GY-530は、高精度で高速な距離測定が可能なため、様々な分野で活用されています。DIYでロボットを作ったり、スマートホームを構築したりする際にも、非常に便利なセンサーです。