ENS160とは?
ENS160は、近年注目を集めている空気質センサーの一つです。二酸化炭素濃度(CO2)や総揮発性有機化合物(TVOC)などを測定し、空気の質を数値化することができます。このセンサーは、スマートホームやオフィス、学校など、様々な場所で活用されています。お値段は2000円前後とやや高価なセンサーとなりますが、扱いは簡単で、初心者でも簡単に取得することが可能です。
なぜENS160を使うの?
- 健康への意識の高まり: 空気汚染が健康に与える影響が注目される中、室内空気の質を測ることで、健康管理に役立ちます。
- 快適な生活空間の創造: 空気質が悪いと、頭痛や倦怠感、集中力の低下を引き起こす可能性があります。ENS160を使って空気の状態を把握し、快適な生活空間を作り出すことができます。
- 省エネ: 空気の状態に合わせて換気システムを制御することで、エネルギーの無駄遣いを防ぐことができます。
ENS160でできること
- 二酸化炭素濃度の測定: 人の呼気や燃焼によって発生する二酸化炭素濃度を測定します。
- 総揮発性有機化合物(TVOC)の測定: VOC(揮発性有機化合物)は、建材や家具などから放出される化学物質の総称です。TVOCを測定することで、室内空気の汚染度を把握できます。
- 空気質指数(AQI)の算出: 測定したCO2濃度やTVOC濃度から、空気質指数を算出し、空気の質を総合的に評価できます。
- 温度・湿度の測定: 一部のモデルでは、温度と湿度も測定できます。
ENS160を使った活用例
- スマートホーム: 空気質が悪くなると自動で換気扇を回したり、空気清浄機を稼働させたりすることができます。
- オフィス: 室内の空気質を管理し、従業員の健康維持に貢献します。
- 学校: 教室の空気質を測定し、学習環境の改善に役立てます。
- 植物工場: 室内栽培の環境管理に活用できます。
ENS160を選ぶ際のポイント
- 測定範囲: 測定したいCO2濃度やTVOC濃度の範囲に合わせて選びましょう。
- インターフェース: I2CやSPIなど、使用するマイコンボードに合ったインターフェースのものを選びましょう。
- 電源電圧: 使用する電源電圧に合ったものを選びましょう。
- 精度: 測定精度も重要な要素です。
ENS160を使った電子工作
ENS160は、ArduinoやRaspberry Piなどのマイコンボードと組み合わせて、様々な電子工作を楽しむことができます。例えば、
- 空気質表示装置: 測定したデータをディスプレイに表示する装置
- 空気質アラートシステム: 空気質が悪化したときにアラームを鳴らす装置
- 自動換気システム: 空気質に応じて換気量を調整するシステム
など、アイデア次第で様々なものが作れます。
入手方法
電子部品専門サイト以外にも、楽天市場でも入手可能です。
リンク
使用例
まとめ
ENS160は、手軽に空気の質を測定できる便利なセンサーです。スマートホームや環境計測など、様々な分野で活用されています。DIYで電子工作に挑戦したい方にもおすすめです。