今回は電流センサーの定番、INAシリーズをご紹介したいと思います。
INAシリーズは幾つか種類があり、INA219やINA226が定番となっています。
今回はINA226についてご紹介します‼
INA226とは?
INA226は、Texas Instruments社製の高精度な電流・電圧・電力測定用ICを基にしたモジュールです。I2Cインターフェースでマイコンと接続し、流れる電流を正確に測定することができます。電子工作やIoTデバイスなど、電力の消費量を把握したい場面で非常に役立ちます。
INA226の特徴
- 高精度: 16ビットのA/Dコンバータを搭載しており、高い精度で電流を測定できます。
- 低消費電力: 動作電流が少なく、バッテリー駆動のシステムにも適しています。
- 双方向測定: 正の電流だけでなく、負の電流(充電・放電)も測定できます。
- I2Cインターフェース: ArduinoやRaspberry Piなどのマイコンと簡単に接続できます。
- 小型軽量: コンパクトなサイズで、様々な場所に設置できます。
なぜINA226が人気なの?
- 汎用性が高い: 電流だけでなく、電圧や電力を同時に測定できるため、様々な用途に使用できます。
- 使い方が簡単: I2Cライブラリを使えば、簡単に電流値を読み出すことができます。
- 情報量が多い: データシートやサンプルコードが豊富にあり、情報収集が容易です。
INA226で何ができるの?
- バッテリー残量監視: バッテリー駆動機器の残量を正確に把握できます。
- 太陽光発電システムの監視: 太陽光パネルの発電量を測定できます。
- モーターの消費電流測定: モーターの消費電流を測定し、効率を評価できます。
- 家電製品の電力消費量測定: 家電製品の消費電力を測定し、省エネに役立てます。
INA226の使い方
INA226は、I2Cアドレスを設定し、I2C通信でレジスタを読み書きすることで、電流、電圧、電力を測定します。ArduinoやRaspberry Piなどのマイコンでは、専用のライブラリを利用することで簡単に測定値を取得できます。
INA226を使ったプロジェクト例
- Arduinoでバッテリー残量を表示: ArduinoとINA226を組み合わせて、バッテリー残量をLCDに表示する装置を作ります。
- Raspberry Piで太陽光発電システムを監視: Raspberry PiとINA226を組み合わせて、太陽光パネルの発電量をグラフ化し、Webサーバーで公開します。
- ESP32でスマートプラグを作る: ESP32とINA226を組み合わせて、消費電力を測定し、一定の電力を超えたら電源を切るスマートプラグを作ります。
入手方法
・楽天市場
・Amazon
使い方参考サイト
まとめ
INA226は、高精度で使いやすい電流センサーモジュールです。電子工作やIoTデバイスの開発に役立つこと間違いなしです。ぜひ、INA226を使って、あなたのアイデアを実現してみてください。